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2005年度の活動報告
トンガの歯科現状



【トンガ王国での調査結果】
1.歯科現状
・12歳児DMF歯数(一人平均う蝕保有歯数):本島4.85 離島2.60
・う蝕有病者率:本島89.4% 離島70.0%
・う蝕処置率:男子4.4% 女子1.5%
2.歯肉炎
歯肉炎についてはトンガの児童の方が日本の児童より状態が良かった。
また、トンガの本島よりも離島の学童の方が状態が良いと思われる。
3.生活習慣調査
本島:菓子類や甘味飲料の常食、常飲
離島:フッ化物配合の歯磨き剤を使用した就寝前歯磨きが行われている
4.食事調査
齲蝕の少ない学童は伝統的なイモ類やココナツ液汁、魚、果実を好んで摂っている傾向にある。
5.フッ化物イオン濃度(天水)
本島:0.11〜0.26PPM
離島:0.54PPM

以上の様に、環境や生活習慣等の様々な面で本島と離島では差異があることがわかった。

ワークショップ開催(8月)



健康省にて、隊員・医師・歯科スタッフ・保健士・学校長が参加するワークショップを開催しました。

オーラルヘルスフェスティバル開催(8月)


町の2ヶ所でオーラルヘルスフェスティバルを開催。約400名が参加しました。

歯科衛生士滞在(8〜10月)


6〜10月にかけてスタッフ4チーム28名がトンガに渡航。
8〜10月には歯科衛生士2名が延べ90日間トンガに滞在しました。

離島に車を寄付

離島(ハーパイ諸島)に車を供与しました。

スタッフ指導

スタッフにPMTC(歯のクリーニング)の大切さを認識してもらう為の指導を行いました。

活動場所

・幼稚園、小学校の再チェック
幼稚園6ヶ所、小学校22ヶ所において計3742名の生徒を対象に事業を実施しました。
(本島ー幼稚園4ヶ所、小学校13ヶ所  離島(ハーパイ諸島)ー幼稚園2ヶ所、小学校9ヶ所)

情報を聞いた他の幼稚園や学校からも事業実施の申し込みが来るようになりました。

・障害者施設:アロンガ、OTAにも訪問しました。

歯科医師による健診

子どもたちへの指導に加え、歯科医師による健診では
歯面別のカリエスチェック、歯肉の出血や歯肉炎のチェックが行い、治療勧告書を作成。
健診後にはキシリトールガムや歯ブラシ、デンタルミラー、鉛筆などを配布しました。

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